なあ、オマエサン。
車で少し遠出して大きな公園に行ったね。
広い芝生に、色んな遊具がいっぱいある。
とても楽しそうに遊ぶオマエサン。
走る走る。
どんどんと成長して大きくなっているその背中。
でも、駆けると、一気にその背中は小さくなる。
なあ、オマエサン。また足が速くなったんだね。
嬉しいね。
逞しいね。
愛しいね。
いつか駆けるその背中に手が届かなくなる日がくる。
あっという間に私の間(あいだ)を駆け抜けてゆく。
そんな日が、待ち遠しいような、少し寂しいような。
でもね、その日まで私の背中をしっかり見てなさい。
語るのは下手だがこうして文章に残すことは出来る。
この文章は、私自身の戒めとオマエサンへの置手紙。
良い部分も、そうでない部分も、参考にすればいい。
なあ、オマエサン。今日はありがとう。
とても楽しかったよ。
全速力で駆け、あっという間に小さくなるその背中。