なあ、オマエサン。
もう十五年以上前かな。
以前に書いたことのあるものを、今の立場で改めて書いてみる。
ある新聞に常盤貴子さんを紹介している記事があった。
その切り取った記事はすっかり黄色に色あせているが、
今でも手帳に入れて持ち歩いている。
たったこれだけだ。
だが、年を重ねるたびに実感できる。共感できる。自分なりに解釈できる。
ベースに自分色を持っていながら、何色にも染められていない部分を意識的に持とう。
そして他人色に染められたり、自分色と融合した新たな価値観を吸収するのだ。
そしてそれは時間が経つとしっかり新たな自分色となっているだろう。
その繰り返し、繰り返し、繰り返し。
青春とは回り道であると思うし、そう思いたい。
それは未完であるということだ。
未完であることは素晴らしい。
まだ見ぬ部分を想像するのが楽しいのだ。
それが人生の醍醐味なのだろう。
これがその新聞記事。
すっかり色あせているが大切な記事。