「越境オンライン商談の難しさ」〜置手紙〜

なあ、オマエサン。

昨日と今日で4件の越境オンライン商談を執り行った。
日中間の商談なので4件で合計8社のお見合い。
司会進行は私。
1件で2時間はかかるので、流石に疲れ果てた。

まず、オンライン環境。
日中間でZOOMは避ける。
アリババのDingTalkというオンラインミーティングツールを使う。
場合によっては、映像はDingTalk、音声はWechatと切り分けた方が良い場合もある。
色々と気を遣って、事前テストをして、ようやく日本でのZOOMと同様に使える。

画面を共有しながら日本側顧客の翻訳済み資料の要点を私が代わりに伝えていく。
ページを全部読んでも駄目だし、簡略化しすぎても駄目。
当然、通訳も挟むので、間の取り方とタイミングに気を使う。

互いの説明をし、質疑応答し、今後についての整理。
これだけのことが越境のオンラインだと、訪中しての直接の商談よりもずいぶん難しくなる。

正直、訪中した方が全然やりやすいし気が楽。
行き来に時間はかかるが、そっちの方が良い。
今は出来ないからやむを得ないだけ。

中国ではオンラインツールは進んでいるものの、初対面の重要な会合ではオンラインは避けられる傾向がある。
重要度、要人度が高いほど。
商談後の会食なども初回関係性構築のキーポイント。
日本でのコロナ禍の当たり前を押し付けると、その後の関係で割と痛い目に合う。
それでも気を遣ってくださり、オンラインで応じてくれる中国のキーマンもいるので、今は積極的に機会は活用する。

先んじるものは、先んじて結果を出すのだろう。

むむ、真面目に語ってしまった。

ありがとう。

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