なあ、悠詩
ジュネーブに戻ってきた。
雪はないが寒さはあまり変わらないような気がする。
スイス有数の都市だが、街はとてもゆったりしている。
ホテルは駅前なのに探すのに手間取った。
何人かに尋ね解決した。
駅前からバスで十分程度移動する。
サン・ピエール大聖堂を見に行くためだ。
宗教改革で有名なカルヴァンが説教を行った寺院だ。
高校で学んだ世界史を思い出す。
人の流れについていけばわかると甘く見ていた。
バスを降りるが、人の流れなど無い。
特に掲示もない。
わかりにくい地図を見ながらたどりつく。
壮大な大聖堂であった。
が、観光客がほとんどいない。
私の他に二、三人程度。
ここは著名な観光地でなくて?
徒歩ですぐそばにあるという宗教改革記念碑に向かう。
やはり地図はわかりにくく少し迷うが、なんとか見つけた。
人が誰もいないんですが、、、
私ひとりだけ、、、
もともとこうなのか、たまたまそうなのかわからない。
空いているのはいいが、見つけるには苦労する。
複雑な心境であった。
市電にのって引き返し、駅を素通りして国連欧州本部に行く。
こんなに一度に国旗がまとめて存在するのは初めてだ。
滞在時間わずか五分でホテルに引き返す。
寒いし、疲れるのでもはや出歩かず部屋にこもりきる。
明日の午前中に空港に向かう。
しかし、わずか一駅で十分もかからないのですぐだ。
出発までゆっくり休もう。
サン・ピエール大聖堂。
大聖堂の袂の公園にあったフクロウの造形?
シーソーの真ん中の部分にくっついていた。
目が素敵。
貸切状態だった宗教改革記念碑。
宗教改革記念碑のそばにあった何かの像?
こっちのほうがインパクトがあった。
ジュネーブの街並み。
【小説「源平咲き」104,394文字(原稿用紙261枚目)推敲中】
from オトウサン
-悠詩(1歳2ヶ月) with 父(33歳) and 母-