「旅行記14:アテネ:11/16」・:*:・゚☆ すくすく育つ君へ

なあ、悠詩

アテネに着いた。
スイスと違って暖かい、いや、むしろ暑い。
すぐに汗ばんでしまったのでTシャツ一枚となった。
飛行機に乗る前は凍えそうだったのに、、、

空港からバスで中心部へ移動する。

他にも日本人が乗っていた。
これまでもそうだが、決して声はかけない。
今回は孤独を追及する旅なのだ。
自分と向き合い、内面を掘り起こすのだ。

ちなみに今まで行った都市ですべて中国の人を見かけた。
さすがに人口最多の国だ。
逆に日本人は思っていたよりも見かけない。

ジュネーブと違ってすぐにホテルを発見する。
ホテルのすぐ近くにアクロポリスの丘がある。
その頂上にはパルテノン神殿がある。

疲れないように観光地のすぐ側にホテルをとった。
これまでの都市でも同様だ。
おかげで今のところ体調は安定している。

夕方なのでアクロポリスの丘はもう閉まっていた。
その周りを歩く。
間もなく日が落ち、ライトアップされた。
途中にあった小さな丘によじ登って神殿と街並みを眺める。
これまた壮大だ。立体感がものすごい。
おだやかな気分になれる。
しばらくとどまり、携帯で小説の作業もおこなった。

明日は中に入ってみよう。

なあ、悠詩。

男の子ならきっとこういうものに憧れる時もあるだろう。
その時はちょこっとだけ教えてあげよう。
そして興味が湧いたのならいつか自分で行っておいで。
できれば一人でなく、友達や好きな人と一緒にね。

出発しておよそ一週間。
カアサンとオマエサンに逢いたい。

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アテネの街並み。
ヨーロッパというよりアジアの雰囲気もある。

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レストラン?

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ホテル近くの通りで見かけた猫。
家にいるカアサンとオマエサンを思い出したよ。

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ライトアップされたパルテノン神殿。
岩の丘から撮影。
カメラの性能が良くないので綺麗にとれない。

<追記:翌日(11月17日)>

混むかと思い、朝早く神殿に出かけると、誰もいない。
もう開場しているのかと思いきや、「まだだ」と言われる。
にもかかわらず入っていく人たちがいた。
それはスタッフだった。
この時、開場五分前であった。即ち、7時55分。
ずいぶんのんびりしているんだね。

門の前にポツリと立っていると、日本人の団体がやって来た。
十五人くらいかな?

開場して中へ。狙ったわけではないが一番乗りとなった。
石の階段を登っていく。
団体客はまだ門の前から動く気配がない。
途中、先に入ったスタッフが息を切らしながら登っていた。
まだ持ち場にたどりつけていないようだ。
仕方ないので追い越した(苦笑)
間もなく丘の一番上にある神殿に到着した。
当然、誰もいない。
そんな状態が二十分は続いた。

いいのか?
こんなに独占しても。

結局、出るまでに団体客と数人の外国人の姿しか見なかった。
オフシーズンかつ、早い時間だといつもこうなのだろうか?

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アクロポリスの丘の頂上にあるパルテノン神殿。

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この丘の頂上は広いのだが、このように二十分ぐらい貸切だった。

20071117_557st_14.jpg

ディオソニス劇場。
こちらも貸切状態。

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音楽場。
これは中には入れないようだ。

【小説「源平咲き」105,161文字(原稿用紙263枚目)推敲中】

from オトウサン
-悠詩(1歳2ヶ月) with 父(33歳) and 母-

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