なあ、悠詩
昼、妹とランチを食べた。
わざわざ私のオフィスのそばまで出てきてもらった。
妹は土曜日に結婚式を挙げ、入籍する。
結婚前にふたりで会うのは最後だろう。
たわいもない話を一時間ばかりして別れた。
大丈夫。
大変な時もあるだろうが、楽しいことがたくさんあるよ。
そう、新しい喜びと価値観に出会えるだろう。
新たな人生の始まりなのさ。
ここからもういっぺん物語を始められるなんて素敵じゃない。
過去に感謝しつつ、そっと動き出そう。
がんばれ!
夜、前職で一緒だった人と食事をした。
一年半ぶりの再会だった。
治療中、私はこの方にとても不義理な対応をした。
ずっと後悔していた。本当に未熟者だった。
それを直接伝えたかった。
今日、その機会を頂けたことに心から感謝しよう。
ありがとう!
物語は形を変えながらもすべて繋がっていくのだ。
区切りを迎えた時、終わるのではなく糧になるのだ。
from オトウサン
—悠詩(2歳) with 父(34歳) and 母—