なあ、オマエサン。
昨晩の外食で特典の記念撮影をしてもらった。
インスタントカメラで出た写真の私を見てカアサンが言う。
「ちゃんと笑えるようになったね」
嬉しかった。
そう、約十年弱、心底笑えなかったのを知っている。
長いトンネルにいたことを一番よく知っているから。
思わず、目から汗が出そうになる。そう、長かったからね。
今の流れにも頼りつつ、一気に加速させよう。
失った時間や信用は、もはや取り戻せはしない。
戻るのではなく、加速して前に進んでいくのだ。
青春は回り道である。
自分の中に余白はまだあると信じよう。
ありがとう。
カテゴリー
最新のブログ記事
-
置手紙
「残すために」〜置手紙〜
なあ、オマエサン。 気が向いたとき、少しずつ、残すために過去を整理していく。 人生はすでに後半。ずれたら戻す、またずれたら戻す。 ありがとう。-
山本 岳志
- 投稿日
- 置手紙
-
-
置手紙
「趣味のお話(小説企画)」〜置手紙〜
なあ、オマエサン。 昨年、本当にいろいろありすぎた。それもあり、9月以降、家族以外との交流も極力、控えていた。ちょうど50歳、人生の後半を見据えて生き方も変えたいと思うに至った。 昨年の秋から、20年以上続けてきた置手紙 […]-
山本 岳志
- 投稿日
- 置手紙
-
-
置手紙
「春、そっと動いていく」〜置手紙〜
なあ、オマエサン。 4月から大学生だね。冬から始まった大学受験が終わったね。お疲れ様。 かく言う私も、この半年、自分の身に起きた出来事、課題と向き合ってきた。ただただ向き合ってきたので、ここには何も書かなかった。向き合っ […]-
山本 岳志
- 投稿日
- 置手紙
-
-
置手紙
「いろんなきっかけとなった」〜置手紙〜
「いろんなきっかけとなった」〜置手紙〜 なあ、オマエサン。 母が亡くなって二ヶ月がたった。もう二ヶ月? まだ二ヶ月?そんな感じ。 悲しいんじゃなくて、さみしい。話せないのが、さみしい。思い出はいっぱいあるからいいけど、話 […]-
山本 岳志
- 投稿日
- 置手紙
-
-
置手紙
「終りがあり、始まりがある」~置手紙~
なあ、オマエサン。 四日前、母が旅立った。 昨年の年末に発覚して、9ヶ月だった。終わってみればだけど、私にとっては出来すぎな9ヶ月だった。 IUCに入ったと聞いて、その日に移動した1月の後半。大雪で羽田に引き返す条件付き […]-
山本 岳志
- 投稿日
- 置手紙
-