なあ、悠詩
今朝、携帯電話を忘れたまま出勤した。
一日中、なんだか落ち着かなかった。
帰宅してすぐ確認したが、何も問題なかった。
そう、今の私はそんなものだ。
まっさらなのだ。
本当に大事なものはその存在自体に左右されない。
それがなくとも繋がるし、許されるはずだ。
その付加価値(利便性や娯楽性)は認める。
前職、それにどっぷりと浸かったのは他でもない私自身だ。
だが、あくまでも目的ではなく手段でありたい。
そんなことを思った一日だった。
話は変わる。
ついさっきまでDVDでドラマ「瑠璃の島」を流していた。
主人公、瑠璃の父親役で緒形拳が出ている。
亡くなったのはとても残念だ。
私にとってはこの瑠璃の父親のイメージが強い。
もう何回も何回も繰り返し見ているから。
そして今、ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」を流している。
これも何度も繰り返し見ている作品だ(あくまでもドラマ版)。
緒形拳の息子、緒形直人の姿が飛び込んできた。
主人公(男側)の大人時代として出演しているのだ。
意図して流したわけではない。偶然だ。
これまで親子を意識したことは一度もなかった。
なんだか感慨深く、あったかい気持ちになった。
ありがとう。
物語は素晴らしい。
その中でずっと生きていけるから。
from オトウサン
—悠詩(2歳1ヶ月) with 父(34歳) and 母—