なあ、悠詩
上海に戻ってきた。
上海には仕事で何度か滞在したことがある。
単に飛行機の乗換えで空港間の移動ということも結構あった。
日本の成田と羽田のように国際中心と国内中心に別れている。
スムーズに移動できれば一時間程度だ。
上海は都会だ。
アモイとは全然違う(アモイもそれなりに都会だが、、、)。
タクシーで空港からホテルに直接移動する。
ホテルは外灘に面している。
ぶらっと散歩してみる。
前回、来たときは夜景であったが、日中もなかなか雰囲気がある。
地下トンネルで向こう岸(テレビタワーの方)に行ってみた。
小さな乗り物に乗る。
光と音で演出されたトンネルは五分ほどであった。
特に行くところもないので、ホテル側をざっと眺めて引き返す。
繁華街の中心を歩くいた後、ひとつ道を外して戻ってみる。
がらりと生活感のある景色となる。
路上で売っている甘栗をまたしても買って、ホテルにもどった。
歴史のあるホテルらしい。
その昔、アインシュタインやチャップリンが泊まったとのこと。
良くいえば風格がある。
悪くいえば古い。
いかにも古きよき上海といった感じだ。
私は結構好きだな、こういうの。
値段も日本のビジネスホテル程度で手ごろだ。
以前は、バックパッカーの部屋もあったそうだ。
上海はアモイほど思い入れはないが、やはり一区切りついた感じ。
アモイからまっすぐ家に帰りたい気分だったが、来てよかった。
<追記>
夜にもぶらりと外に出てみた。
美しい夜景だった。
リラックスしているからだろうか、以前よりも綺麗に見える。
欧州の街並みの夜景より気分がよかったかもしれない。
カアサンとオマエサンに見せてやりたくなった。近いしね。
やはり中国はいい。
単なる立ち寄り程度にしか考えてなかった上海も素敵だった。
しかし水道水はあいかわらず汚い。
土というか下水くさいし、薄茶色だ。
浴槽に溜めるとよくわかる。
ニューヨークでもここまでではなかった。
ホテルに戻る途中に寄ったマッサージ店。
現地向けの店なので安い。
45分で20元(300円弱)だった。
【小説「源平咲き」114,818文字(原稿用紙288枚目)推敲中】
from オトウサン
-悠詩(1歳2ヶ月) with 父(33歳) and 母-