なあ、悠詩
今日はクリスマス会に行ったね。
近所の女子大の学生さん達が構内で主催したものだ。
張り切ってサンタの格好をしていったのを覚えているかい?
たくさんお友達がいてにぎやかだったね。
あっという間に終わってしまったね。
でもオマエサン、途中から眠そうだったようだね。
帰ってご飯食べたらバタンキューだったよ。
トウサンもカアサンも楽しかったよ。
今まで触れたことのないコミュニティに接することができて新鮮だ。
学ぶことも多いし、視野も広まる。
オマエサンと共にトウサンも成長できればいいな。
もっと柔らかく、穏やかになりたい。
なあ、悠詩。
ありがとう。
お姉さん達、みんなを喜ばせようと一生懸命だったよ。
サンタさんが怖かったの?
同じ格好しているのにさ。
【小説「源平咲き」121,866文字(原稿用紙305枚目)推敲中】
from オトウサン
-悠詩(1歳3ヶ月) with 父(33歳) and 母-