「七年前、そして今」・:*:・゚☆ すくすく育つ君へ

なあ、悠詩
金曜日の夜、七年前に一緒に働いていた四人と会った。
同じプロジェクトにどっぷり浸かっていた仲間だ。
もう今は全員別々の道を歩んでいる。
ただ私以外は皆、当時と同じ業界で頑張っている。
すなわち広義ではIT業界であり、狭義ではモバイル業界だ。
あの頃は業界も会社も急成長中だった。
様々な「企画・制作・開発・運用」が同時に進んでいた。
だから日付が変わってから帰るのが普通だった。
明け方に仮眠をとってそのまま翌日働くことも珍しくなかった。
特にあらゆる面で余裕がない状況を敢えて「祭り」と呼んでいた。
誰もが若く、社会的にも業務的にも未熟で失敗もいっぱいした。
心身ともに厳しかった。
ただ、今振り返ってみれば充実していた時期でもあった。
もっともそれを実感できるようになったのは割と最近のことだ。
そう、時間を置き、振り返って初めて得られるものがある。
自分ひとりでそれに気づくこともある。
だが、当時の仲間と話していて気づいたり確信に至ることもある。
ありがとう。
ただ、私一人、別の業界にいるということはちょっぴり寂しかった。
しかし、前々回の手紙で書いたように私は変わったのだ。
もちろんこれまでやってきたことに誇りはある(立場ではなく内容に)。
業界違えど共通する経験やエッセンスはもちろん今後も生かす。
すべてをフラットに戻すつもりはない。
しかし、業界や己のスタンスは変わったということをもっと意識しよう。
そして、その中で得られる新たな経験や出会いを大事にしよう。
本質は何も変わりはしない。
ただ、それを大切にするために変わっていくものもある。
物語は形を変えながらもずっと続いていくし、繋がっていく。
そういうことなのだ。
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オマエサンが作った積み木の作品。
すごいじゃない! じょうずになったね!
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赤坂の街に降り立ったオマエサン。
右手に握り締めるのはお気に入りのパトカーのミニカー。
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と思いきやいきなり寝転ぶオマエサン。
何か地面から聴こえるの?
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とある物産展での体験コーナーで足湯に浸かるオマエサン。
ずいぶん気持ちよさそうだね。
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ぽつんとあったモニュメントが気になるオマエサン。
上に何が見えるの?
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子供らしく滑るオマエサン。
どんどん勢いよく滑れるようになろうね。
from オトウサン
—悠詩(2歳1ヶ月) with 父(34歳) and 母—

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