「親子関係と海」~置手紙~

なあ、オマエサン。

昨日、ふとしたことから思った。

私の父親と私の関係と、私とオマエサンの関係は違う。

私から見た父親はこうだ。
恐らく私の妹から見ても同じだろう。

・仕事の愚痴等を聞いたことが一切無い。
・人の悪口をほぼ聞いたことが無い(私の友人含め)。
・妻に対してキレた所を見たことが一切無い。
・生活習慣がずっと安定している。

結局、母親も含め、今に至るまで、すべて自分の意向を尊重してもらってきた。
スポーツや部活動、ボクシング、浪人生活、大学、上京、就職、結婚など諸々。
これらで何かを強制された記憶は無い。
あ、中学の途中に転校したことだけは除いてか(それもやむ得ない事情だが)。

非常にありがたいことだ。
何も親孝行や恩返しの類は残念ながら未だに出来ていない。

一方、私はオマエサンの前でもこうだ。

・仕事の愚痴等を言いまくり(具体名を出して)。
・人の悪口もてんこ盛り。
・妻に対してキレてしまうこともたまにある。
・生活習慣がだらしない。

ある意味、私の父親と真逆と言っていいかもしれない。

私は残念ながら父親のようにはなれない。
オマエサンが生まれる前後は、厳格で寡黙な父親になるイメージをしていたが。

今の私に出来るのは、たった二つ。

・同じ視線で一緒に遊ぶ(ガンダムやプラモデル、ラジコンとか)。
・出来るだけ勉強も見てあげる(毎晩30分程度だが)。

この程度だ。

進路や人生の岐路については、ああしろこうしろは言いたくないな。
ここは私の両親と同じか。

ただ、選択肢が広がるような助言や支援はしてあげたいと思っている。

田舎の生活を否定したくて上京し、ある意味、夢破れて現実が見えた。
だけど、それだから仕事や創作などに対するスタンスが定まってきた。
何よりも家庭を持つことの喜びも。

「両親のDNAも入ったオマエサンを社会に送り出し、その次の世代にも繋ぐこと」

私に出来ることはこれぐらいだ。

この春に田舎へ一緒に行こう。
田舎の海で深呼吸して中学校へ進みなさい。

写真は前回の田舎にて。
オマエサンとじいじの船上釣り。
私の高校時代?、すぐ近くに落ちた隕石のレプリカ。

ありがとう。

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