「追悼:ごめんなさい。そしてありがとう」〜置手紙〜

なあ、オマエサン。
悲しいね。
哀しいね。
辛いよね。
6日前に我が家に来たうさぎのピッピが今朝死んだ。
まだ生まれて二ヶ月弱のうさぎ。
手のひらサイズの小さなミニウサギ。
先に来た二匹では暴れて実現していなかったけど、オマエサンがようやく抱っこできた小さなピッピ。
前足がおかしいことに朝起きたカアサンが気付く。
確かに後ろ足はビョンビョン跳ねるが、前屈みになって立てない。
元気も無くなっていく。
エサも少しは食べたが、それも食べなくなった。
カアサンが仕事を休んで病院に連れて行くことになった。
私はトイレの中で時間外対応可能な病院を携帯で探していた。
少しでも早く見てくれるところがないかと。
最寄り駅近くに見つけた頃だった。
「ピッピが息して無いよ!」
トイレのドア越しにオマエサンの声が聞こえてくる。
急いで出ると、もう動いていなかった。
暖かいが耳を当てても鼓動は全く聞こえない。
カアサンが気づいてからわずか一時間半程度。
徐々に温もりが消えていき、体も硬くなってくる。
目を閉じてあげようとしても、瞼も硬くなって閉じられない。
何度耳を当てても何も聞こえてこない。
ごめんね。
振り返っても戻ってこないが、私が反省すべきことはある。
1.二カ月未満のうさぎを買ったこと。
       母乳をきちんと飲んでないと虚弱体質で早死にする傾向が高い。
       三匹目なので気が抜けていた気がする。
2.カアサンをけしかけたこと。
       小さくて可愛くてカアサン好みかと思って飼うことを煽ったこと。
       飼わなければこんな目に合わせなかったのに。
主にはこの二つ。
スキンシップし過ぎとか他にもあるけど、大きく別々の方向性での大きな反省。
勿論、これは他でもなく、私の責任。
カアサンとオマエサンはいっぱい泣いていた。
オマエサンは「学校に行きたくない」と言っていた。
私も脱力感が凄い。私も仕事に行きたくない。
しかし、きちんとお別れもしないといけない現実もある。
検索して電話。
ペットの葬儀屋に夕方に引き取りにきてもらい、合同で火葬してもらうことにした。
美化するつもりもない。
意味付けもしない。
ただ、この一週間弱、本当に楽しかった。
賑やかだった。
オマエサンがとても喜んでいた。
ごめんなさい。
そしてさようなら。
ありがとう。

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