なあ、オマエサン。
前回、人生の後半について書いた。
様々な物事や人、関係性。
自分自身とたまたま重なるものもあれば、すれ違うものもある。
その時以外は、まったくの無関係でしかない。
それなのに、それらを自分にとって必然と捉えると苦しくなる。
つまり、すべては偶然であることを忘れたくない。
すべてを必然と捉えると、そこには執着や固執、依存が発生する。
なんでだろう? なんとかしよう! どうしてなんだ?
自分の思い通りにしようと、自他双方へしつこくなる。
わたしはわたしであって、あなたではない。
あなたはあなたであって、わたしではない。
こんなシンプルなことが、わからなくなってしまう。
物事や人、関係性をみずから複雑化させることなかれ。わざわざ。
本来、それは「自分」と「他人」というシンプルな構造で、偶然でしかない。
それがわかっているのなら、もっと自分にも人にもやさしくなれると思う。
そう、はちみつのように甘く。やさしく。
オマエサンは高校の春季講習中。今日までだ。
今朝、オマエサンは電車のダイヤを平日と間違えて、遅刻見込みとなった。
わたしは車で駅に向かい、オマエサンをピックアップして高校へ向かう。
高速道路も使って、三分前に到着。よかったね。
そのままわたしは朝風呂に入り、今ははちみつジェラートを食べている。
のどかな場所にある。目の前にはトラクター。
ああ、甘いな。
これぐらい甘くていいかもしれない。
いろんなことを複雑化すると、心身が硬直化して、ぽきっと折れる。
このはちみつのように甘く、やさしくありたい。
自分に寛容であれ。
青春は回り道。
ありがとう。