なあ、オマエサン。
福建省は厦門(アモイ)のホテルから書いている。
先週の土曜日に上海に入ってちょうど一週間。
昨日、上海から高鉄(新幹線)で上海から厦門へ移動。
勿論、仕事であるが、13年ぶりだろうか。
一回乗り換えをして七時間ほどで到着。
それにしても実名制度(身分証明制度)の徹底さを感じる。
様々所でIDカード(日本で言えばマイナンバー)の提示が必要だ。
鉄道や船に乗ったが、チケットを買う場所、保安検査場、改札、いずれも必要。
日本人の私の場合はパスポートだが、自動認証は非対象で、人によるチェック。
さて、厦門は私が初めて中国で地を踏んだ場所だ。
それはもう20年以上前になる。
以来、数年間にわたって月に半分程度は厦門で過ごした。
久しぶりの厦門だが、今や立派なビルや地下鉄などが出来ている。
厦門もまた発展したということだ。この国の20年間の変化は大きい。
ただ、思っていた以上に当時の面影が残っているではないか。
自分が住んでいたマンションにも行ってみた。
当時のまま残っていた、、、 ノスタルジー、、、
まさかこうして厦門に足を運ぶことなど全く考えていなかった。
わたしにとって、最初の中国が厦門だったということは大きい。
穏やかというか、ギスギスしていないこの街の雰囲気は心身になじみ易かった。
これが上海や北京だったらそうはいかなかっただろう(たぶん)。
でもね、過去は過去。今は今。
その当時とは生きるスタンスや価値観、優先順位はまるで違う。
だから久々ではあったが、それほど感慨深くはない。
それでいい。もうわたしは変わったのだから。
家族と共に私はある。常に。
人生は後半戦。
されど青春は回り道。
ありがとう。