先ごろ開催された「2017中国売れ筋商品業界年度サミット」において、大手ネット通販「京東」は、第2四半期の売り上げによると、京東はすでにネット販売と店頭販売のいずれにおいても中国市場で最大のスーパーマーケットとなり、年初に公布した「双百億クラブ」計画を前倒して達成できる可能性があると発表した。
京東はこの先1年で、500種類の売れ筋商品ブランドの売り上げで1億元突破を目標としている。
今年、京東は「双百億クラブ」の設立を発表し、年末までに少なくとも10種類のブランドによる売り上げで10億元突破、100種類のブランドの売り上げで1億元を突破すると宣言した。
京東グループの副総裁で京東スーパーマーケット消費品事業部の総裁である馮軼氏によると、現在、京東スーパーマーケットにおいては、宝潔や花王、三隻松鼠、達能、五糧液、百草味などのブランドの売り上げがすでに10億元を突破しており、100種類以上のブランドの売り上げは1億元を突破したことを明らかにした。
馮軼氏によると、上半期の売れ筋商品の販売量は店頭販売で4.5%増、ネット販売で27.8%増となっており、京東の販売量の増加は業界平均の2倍に達したという。
男性向けスキンケア用品、白酒(中国の蒸留酒)、牛乳、食用油、ドリンク類、コーヒー、キャンディーやチョコ、クッキーやスナック菓子などが、いずれもネット市場でのシェアがトップとなっており、粉ミルク、オムツ、輸入ミルクなどは、ネット市場でも店頭販売でも市場でのシェアがトップだったという。
また、アリババが強力に推し進めている「無人スーパー」に対し、馮軼氏は、「現在の無人スーパーが将来を代表することになるとは限らず、将来のスーパーは精確さとあらゆる可能性に満ちているべきだ」と述べた。
資料元:《人民網日本語版》