「出張、そして鞄」・:*:・゚☆ すくすく育つ君へ

なあ、悠詩

明日は社会復帰して初の国内出張。

出張用の鞄に荷物を詰めていると前職を思い出した。
正確にいえば前職と兼任していた海外の別会社だ。

この鞄を手にして三年間、その会社がある国と日本を行き来した。
毎月行く度に一週間、長くて二週間滞在していた。
行き来する前は三ヶ月連続で滞在していたこともある。

だから思い出がいっぱいある。

皆、元気にしているだろうか。
気になると同時に心も少し痛む。

振り返るまでもなく私は未熟だった(今もだが)。
もっと汗を流すべきだった。

思い入れ深いだけに感傷深くもなる。
帰ってくるのは明後日だ。

なあ、オマエサン。
カアサンの言うことをよく聞いて良い子にしてるんだよ。

明日はいつもより朝が早いのでもう寝よう。

from オトウサン
—悠詩(2歳) with 父(34歳) and 母—

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