なあ、悠詩
なんとか押さえ込んできた葛藤といきなりご対面。
思わずインサイドに踏み込みたい衝動にかられる。
だが敢えてバックステップ。
前回の手紙にあるように落ち着いていこう。
行ったり来たり、押したり引いたりして。
足を使ってカウンターのタイミングを見計らうのだ。
それはすぐかもしれないし、もっと後かもしれない。
ただ、それだけのことだ。
ピンチは契機であり、糧である。
それでどのようなことになってもすべて必要なことなのだ。
つまり、大切なものを守っていくための宿命。
だから、しっかり落ち着いて受け入れよう。
目を閉じ、胸に手を当て、そのまま天を見上げよう。
そこにあるのは暗闇ではない。
真っ白なキャンバスとそこに咲くオマエサンとカアサンの笑顔だ。
確かなぬくもりと何色にも染まりうる白だ。
なあ、オマエサン。
素敵な笑顔を今日もありがとう。
最高だよ、オマエサン。
from オトウサン
—悠詩(2歳3ヶ月) with 父(34歳) and 母—