・:*:・゚☆ 生まれゆく君へ 「白紙の部分とは – つねに未完でありたい – 」

私が最近、自分自身や周囲に対して「白紙の部分を常にもっていたい」と言っているが、そのルーツを紹介しよう。

もう十年以上前かな。
ある新聞に常盤貴子さんを紹介している記事があった。
その切り取った記事はすっかり黄色に色あせているが、今でも手帳に入れて持ち歩いている。

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高校卒業と同時に芸能活動を始めてすでに八年。
だれそれのような女優に、というイメージはない。
「自分の中に白紙の部分をたくさん残しておきたい。
将来は、私自身も想像がつかないような女優になりたい」
つねに未完でありたい。
そんなエネルギーを秘めた女優だ。
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たったこれだけだ。
年を重ねるたびに実感できる。共感できる。自分なりに解釈できる。

ベースにきちんと自分色を持っていながらも、常に何色も染められていない部分を意識的に持とう。
そしてダイレクトに他人色に染められたり、自分色と融合させたりして新たな価値観を吸収するのだ。
そしてそれは時間が経つと、しっかり自分色の一つとなっているだろう。

何度も言うように青春とは回り道である。それは未完であるということだ。

未完であることは素晴らしい。
まだ見ぬ部分を想像するのが楽しいのだ。
そして自分が想像しなかったものが生まれるのが素晴らしいのだ。

それが人生の醍醐味なのだろう。

from オトウサン

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