なあ、悠詩
大いにくたばったよ。
まったくの予定外だ。
己の脆さに愕然とする。
しかしこれさえも必要だったのだろう。
遠回りではない。
むしろ背中を押されたのだろう。
そう、さいは投げられた。
なあ、オマエサン。
太田由希奈という女子フィギュアの選手がいる。
ブランクを乗り越えて戻ってきた。
とても表現力豊かなスケートだ。
指使い一つしても。
技術的、競技的な点数は低くても見ていてとても心地良い。
頑張ってほしい。
羽ばたいてほしい。
そう、さいは投げられた。
さあ、新たな年を踏み出そう。
連続しながらもまた新しく始まるのだ。
三人で始めよう。
from オトウサン
—悠詩(0歳3ヶ月) with 父(32歳) and 母—