「胎動 -さいは投げられた-」・:*:・゚☆ 生まれたての君へ

なあ、悠詩

大いにくたばったよ。
まったくの予定外だ。
己の脆さに愕然とする。

しかしこれさえも必要だったのだろう。
遠回りではない。
むしろ背中を押されたのだろう。

そう、さいは投げられた。

なあ、オマエサン。

太田由希奈という女子フィギュアの選手がいる。
ブランクを乗り越えて戻ってきた。
とても表現力豊かなスケートだ。
指使い一つしても。
技術的、競技的な点数は低くても見ていてとても心地良い。

頑張ってほしい。
羽ばたいてほしい。

そう、さいは投げられた。

さあ、新たな年を踏み出そう。
連続しながらもまた新しく始まるのだ。

三人で始めよう。

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from オトウサン
—悠詩(0歳3ヶ月) with 父(32歳) and 母—

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