「振り返る①」・:*:・゚☆ 生まれたての君へ

なあ、悠詩

今日に至るまでよく考えたら贅沢だと思う。

二年ちょっと前、全額出資してもらって会社を設立した。
それまでいた会社から独立する形であった。
自分で事業計画書を作ってゼロから進めた。
それまで抱えていた部署40名ほどがそのままスライドした。
それまでのコスト部門が主体的な営利部門となった。

その一年前から中国の某会社の実質的な代表を務めていた。
こちらは元々あった70名ほどの会社を引き継いだ形だ。
やや混乱していたので安定させることがミッションだった。
この会社は上記のように後に設立した会社と関係がある。

三年ほど日本三週間、中国一週間滞在するの生活が続いた。
まるで二つの物語を同時に生きているようで刺激的だった。
同様な立場でも接し方など切り替わる自分が新鮮だった。

どちらも雇われ社長なので制約も多く保守的になりがちだ。
しかし同年代でなかなか経験できないことをさせてもらった。
短い期間なので経営が何たるや入り口ほどしか見ていない。
少なくとも向き不向きはなんとなくわかった。
なんとなくであるが。

そして三ヶ月前に両方バトンパスした。
持病が悪化したからだ。
それも想定以上だった。

それでも冒頭に贅沢と書いた。
なぜか?

勝手に会社を作って勝手にやめた。
それも自分にリスク(持ち出し)のない全額出資である。
加え、兼務で中国の生活や文化、事業に触れることができた。
そして今は生まれたての子供とべったり一緒に過ごしてる。

贅沢を通り越して我侭かもしれない。
お金を払ってもなかなかできないかもしれない。

ただ、この代償が病気の悪化いうことだろうか。
これで失ったものもある。
目に見えるもの、見えないものそれぞれある。
だがそれも受け入れよう。
どちらもこれから前に歩んで生きたいと思う限り必然なのだ。

ここ数年の自分。
そして中国での自分、日本での自分。
何を考えていたのかここで少しずつ振り返ることにしよう。

この世に生まれたことは運命。
生まれてから起こることはすべて宿命。
感謝と反省を忘れず歩んでいこう。

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from オトウサン
悠詩(0歳10ヶ月) with 父(33歳) and 母—

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