なあ、悠詩
土曜日から北京に来ている。
実は、前日の金曜日から発熱と喉の痛みが始まった。
腰痛も始まりなかなか眠れずに、翌朝、出発。
飛行機の中でも寒気がどんどん増して毛布二枚でグルグルに。
こんなに厳しい状況で出発するのは初めてだ。
今回は人を三人連れていくし、日曜日に重要な打ち合わせがある。
自分が調整してきただけにキャンセルや変更は不可だ。
予測通り、到着後もどんどん熱と喉の痛みは増してくる。
日曜日の午前の重要な打ち合わせ後、ひとり部屋に戻り休む。
しかし、状態は良くならない。
鏡で喉を見ると扁桃腺の両側が液状の膿で真っ白に。
血も混じっている。
いくつか持ち込んだ薬もほぼ効果はなく、それももう無くなる。
今日、月曜日、朝一で日本人医師がいる病院を探し、予約する。
外国人向けの総合病院。受付にも日本人がいる。
色々と書類を記入した後、診察し、点滴を打つ。
血液検査の結果、「伝染性単核球症」というやつだった。
思った以上にしんどい状況だったようだ。
受付から数時間後、たっぷりと薬を貰って帰る。
他三名は今日帰国だったが、入れ違う。
それにしても過去何十回、中国には行っているが、病院は二度目。
今回、加入している海外保険が使えるからキャッシュレスで済んだ。
それがなければなんと9万弱もした。
高い、高すぎる。
他国での自費診療とはいえ、それでは一時立替でも厳しい金額だ。
病院によって差もあるようだが、ここは高い部類のようだ。
なお、水曜日にもう一度行くことになっている。
夕方くらいから少し楽になった実感が出てくる。
柔らかい固形のものなら喉を通るようになってきた。
それまではほぼ何も食べられず、水すら染みていたので大きな前進だ。
やはり早めに病院に行って正解だった。
少しリラックスしながら中国の動画サイトなど見てみる。
逆に日本からでは見えないこちらの動画サイトが見れる。
日本のドラマはたくさんある。新しいのも古いのも。
数年前のように、DVDを持ち込んだりこちらで買う必要もなさそうだ。
フジテレビでやっていた「妹よ」の最終回を見る。
日本ではビデオもほとんどないのだ(あるのかな?)。
このドラマには思い出が詰まりすぎて、最初の一分から泣けてきた。
ドラマの内容もあるが、それよりも当時の自分自身を思い返して。
自分自身の色んなことがドラマの内容とリンクしてフラッシュバックする。
そして今の自分自身についても思い知らされる。
何が変わったのか、変わっていないのか。
今は、「華麗なる一族」の最終回を観ながら書いている。
やはりこれは重いな、、、違う意味で泣けてくる。
こういったように少しずつだけど、余裕は出てきている。
とにもかくにも金曜の帰国までにやることがある。
早く回復しなければ。
まずは食欲を復活させたいところだ。
from オトウサン
—悠詩(3歳) with 父(36歳) and 母—