なあ、オマエサン。
この世に生まれたことは運命。
そして何か起こることは宿命。
前に歩みたいと思う限り、共に引き受けなければならないもの。
引き受けるということは受動的なことではなく、能動的なもの。
何かが壊れたとしても、それを持っていたことを感謝できるか。
それとも悲しみの中に留まり、自分の殻に閉じこもったままか。
もちろん前者でありたい。
だが、後者に魂が引きずられて思考停止状態に陥ることもある。
人間は(少なくとも私は)、それほど強くはない。
そんな場合は、目の前の事をひとつひとつ引き受けていこうか。
後に振り返った時に、道が出来上がっているかもしれないから。
それは最短距離ではなく、大きく遠回りや、蛇行しているかも。
でも、それだけ様々な風景を見てきたという、積み重ねがある。
青春は回り道である。
不恰好でも不器用でも、家族と共に前に歩んでいきたいと思う。