「アドラーとかコトラーとか」~置手紙~

なあ、オマエサン。
電車の中で広告を目にした。
もうずいぶん前、転職面接での記憶が蘇る。
とあるデジタル系コンテンツ会社だ。
ある面接官が冒頭からいきなり言い出す。
「これらは貴方の実績ではなく、所属していた会社の実績で色々経験したに過ぎませんよ」
自らアピールした訳ではない。
書類でそう見えたのかもしれないが。
話がどんどん広がって?いく。
「アドラーとかコトラー知っている? 本を読んだ? 読むべきだよ」
全く興味も無ければ読んでもない。
当時、若く青い私はだんだん腹が立ってきた。
その後も著名な方の戦術論の話が続き、無知を指摘されるだけの時間が続く。
途中で席を立とうと思ったのはこれまで唯一のこと。
耐え切って席を後にする。
すぐに仲介エージェントに断りの電話をする。
私は残念ながら地頭は良くない。
戦略立てて仕事をしてきたわけではない。
その場その場で調整してきただけだ。
まさしくその場しのぎだろうが(苦笑)
こういった戦略の類も自己啓発も興味がない。
今は。
地頭と言えば、某企業にいた時も有名外資コンサルのM社出身の上司が業務的に苦手だった。
ロジカルなやり方を求められて苦痛だった。
人間性は別として。
地頭をベースとした仕事は無理ぞよ。
今更それをしたいとも全く思わない。
後日談として、断った企業のその面接官は別に落とすつもりは無かったと聞いた。
試したのだろうが、そういう試しをする時点で残念なのである。
サラリーマン金太郎読んでいる方がマシぞよ。
ありがとう。

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