「マインドタフネス」~置手紙~

なあ、オマエサン。
私は決してマインドタフネスでは無い。
カアサンが一番知っているだろう。
剣道六年間。
ボクシング四年間。
その他陸上の短距離含めて全部個人スポーツ。
協調性にいまいち欠けるのはこのせいか?
それはさて置き、剣道もボクシングも割ときついスポーツ。
基本、一対一の短時間の決戦。
練習とて怒声と愛?の鞭が全身に飛んでくる。
竹刀だったりボクシングミットだったり。
精神力と忍耐力、緊張に向き合うことが必要だ。
特にボクシングは何日練習しようが、何キロ減量で苦労しようが、1分で負けてしまうことも多々ある。
そして、次の試合も保証されない。
明暗がくっきりする残酷なスポーツである。
しかしながら、仕事で求められるマインドタフネスとは明確に違う。
一時期、自分はボクシングで鍛えたタフネスがあるから仕事も大丈夫だと思い込んでいた。
しかし、事情を知っている人は知っている通り、特に30代中盤から後半は仕事で負け戦ばかり。
精神的に全然求められるものが違うのだ。
・理不尽に思う事も飲み込むこと。
・人の顔色を伺いながら言動を使い分けること。
・上下に挟まれること。
・社内外に挟まれること。
要するに自分の中で踏ん張ることと、周囲のことで踏ん張ることの違いか。単純に言えば。
私は後者に対する免疫が無かったとも言える。
30代前半までの流れに乗っていた時は良かったが、そこから旗色が悪くなるとどんどん後手後手になって打たれっぱなしでKO負けの連続。
40代半ばになる今はどうか?
決してタフになった訳ではないだろう。
麻痺したというか慣れたというか。
もしかしたら諦めたのかもしれない。
でも良く言えば少しばかり悟ったのかもしれない。
「人は自分の思い通りに考えもしないし、動くものでもない」という当たり前の事を。
でも思い通りに進んだら、幸運だと素直に受け入れようとも思える。
なので、悲観的でもなければ捻くれているわけではない。
そんな事にようやく気づいた一年か。
うさぎのごんたさんのお家も大掃除。
フローリング状のシートを新調。
ありがとう。

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