なあ、オマエサン。
我が家にはすみっこぐらしのトカゲがいる。
大きいなぬいぐるみ。
オマエサンがゲームセンターでとってきたもの。
だいぶ前に。
家ではリラックスしている時、それはわたしの傍にいる。
ちょっとよれているし、色もくすんできている。
それもまたいとおしい。
なんでだろう。
おだやかにたたずんでいる姿が落ち着く。
その腕の中には、別の白い小さなぬいぐるみの「みみちゃん」がいる。
うさぎのピッピと遊ばせる。
興味深そうにトカゲに近づいていくピッピ。
四十八にして、こういう時間と空間がとても大切に思う。
寝床でトカゲを抱きしめていると、カアサンとオマエサンの視線が、、、
疲れているのかもしれない。いや、疲れている。
だけど、そういう時だからこそ、気づくことはかなり多い。
自分にとっての本質はなんぞよ?と。
木曜日、オマエサンは今頃になって感染してしまい、自宅療養中。
学校で流行っているらしい。
もう状況は変わっているが、一応、私もおとなしくしている。
オマエサンと別室で過ごすのが寂しい。
人生の後半戦。
されど青春は回り道。
ありがとう。