「オマエサンの文化祭」〜置手紙〜

なあ、オマエサン。

先日のことだ。
オマエサンの文化祭に行った。

オマエサンは軽音学部。
バンドはキーボードを担当。
家で私のシンセサイザーを使って練習していた。

体育館で鑑賞。
幕が開き、演奏が始まる。
あら、きちんとバンドになっているじゃない。

どんどんオマエサンが歩んでいく。
身長だけでなく、徐々に私を追いつき追い越していく。
私が知らない場所で人と関わり、笑い、真剣にもなる。

私のものさしではもう測れない個性や才能があるのだろう。
どこか寂しくもあり、でも、嬉しい。

何度も言うが、私はどんどんと、大胆に手放す人生後半。
前半のオマエサンは、多くのことに触れるといい。
片手間でも三日坊主でもいい、思いつきでいい。
よくわからなくても、形から入ればいい。
様々な喜怒哀楽を通して、自分が見えてくるだろう。

斜に構えたり、捻くれるのは避けよう。
そうなりたくなるときもあるが、一歩引いて眺めよう。
受け入れる必要も、掘り下げる必要もない。
ただ、そういうことも、そういうときもあると知ればいい。

オマエサンの成長を通して、私自身のありようが確認できる。

人生は後半戦。
されど青春は回り道。

ありがとう。

初めて見る演奏

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