なあ、オマエサン。
ドラマ「1リットルの涙」をDVDで一気に見た。
ドラマを通して一番心に残ったこと。
主題歌の「Only Human」の歌詞のサビの最後のフレーズだ。
三回サビは歌われる。
一回目
「今は 前へ 進め」
二回目
「もっと 前へ 進め」
三回目
「強く 前へ 進め」
物語の内容と深く結びつく。
悲しいことや辛いこと、楽しいことや嬉しいこと。
自分の意図とは関係無しにどんどん起こる。
このドラマの主人公の病気だってそうだ。
だけどそこから少しでも前に目を向けて生きたいと思うのならば、ここに至るまで起こったことすべては必然だったのだよ。
すべてここから前に歩むことに必要なことなのだ。
すなわち、宿命なのだ。
このドラマの主人公も最後まで前を向いていた(このドラマは実在した話)。
彼女を囲む家族もそうだった。
宿命に抗わず全うした。
だから主題歌の上記の歌詞は心に響いた。
それはトウサマが以前に書いた下記の手紙そのものだから。
http://milky01.blog50.fc2.com/blog-entry-218.html
結局、幸せなんて比較するものでもないし、外面に現れるものでもない。
また、人に与えてもらうものでもないし、人に理解してもらうものでもない。
大切なものを見つけ抱きしめることが人生そのものだし、大切なものを守るためにどれだけ前に向こうとしたかが幸せの深さではないか。
だけどそれを実感することは難しい。
降りかかってくる宿命を生きるのでいっぱいいっぱいだ。
宿命の本質を忘れそれに振り回され、前を向くのが辛くなるときばっかりだ。
でもね、オマエサン。
しっかりと忘れずにいよう。
自分が何の為に生きたいのか。
何を大切にしたいのかを。
そしてどんなことが起きてもそれはそこから前に向くのに必要な宿命なのだと。
もう何も案ずることはない。
何も背負うこともない。
強く 前に 進め
from オトウサン