なあ、悠詩
一年前、パラリンピックに出場する人の為に作った曲がある。
視力に障害がある人だった。
青空は平等だ。
誰のものでもないし誰だって追いかけられる。
そう、風になれるのだ。
なあ、オマエサン
風になりなさい。
時に速く、時にゆったりと。
晴れの日もあるさ。
雨の日もあるさ。
時には立ち止まってもいい。
ひといきついたらそっと動きだそう。
私もそっと動き出す。
オマエサンと一緒に動き出す。
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「風になれる」
いつも見つめている遥か遠く
あの空の風になれるよ
あの空を追いかけ続けてた
いつかめぐり合えるはず きっと
ほらね風がほほえんでるよ
すべてがここから始まる旅
繰り返し語り合った夢を
いつまでも忘れないでいてね
どんな時でもずっと抱きしめて
地平線追い越してみたいよね
羽ばたいた 翼を空に
投げ出して 走り出せるよ
いつも見つめている遥か遠く
あの空の風になれるよ
あの雲の行方見つめながら
ひとりさまよい続けた でもね
側にいるよ感じてほしい
手のひら重ねて歩みだそう
ありふれた言葉を捜しても
この想い伝えられないけど
どんな時でもきっと寄り添って
地平線追い越してみたいよね
抱きしめた 両手を空に
投げ出して 走り出せるよ
いつも夢見ていた遥か遠く
あの空の風になれるよ
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↓楽曲(mp3)↓
http://okurin.bitpark.co.jp/download.php?unb=b5f37&sid=B45eac7e8b595c&uid=BCvxrFrC
当時、制作期間が2~3日しかなくて、曲も歌詞もアレンジもラフレベル。
曲はPCのみで作り、歌は間接的な知人に歌ってもらった。
稚拙だが今では自分自身にも重ね合わせ思い出深い。
悠詩、いつかお前に聴かせてあげよう。
大丈夫、風になれるさ。
何も終わりはしない。また新たに始まるだけだ。
そう、あの空に会いに行こう。
from オトウサン
—悠詩(0歳5ヶ月) with 父(32歳) and 母—