なあ、悠詩
嬉しかった。見つかったのだ。
中国アモイのホテルに忘れてきた犬のぬいぐるみ。
とはいってもメガネケースほどの小さなもの。
ダックスフンドなのだよ。
オマエサンの身代わりだと思って持っていった。
寂しがり屋なのだよ私は。
しかし、一昨日、帰国して無いことに気がついた。
すぐにベッドの中に忘れてきたのだと思いついた。
昨日、思い切ってホテルに電話してみた。
しかし、カタコトの中国語も英語も通じず、、、
そこで現地の友人に頼んでみた。
代わりに現地で聞いてくれないかと。
そしたらさ、今日、見つかったと連絡があった。
前々回の手紙でも登場した友人にひたすら感謝。
ありがとう。
諦めようと思っていたところだった。
捨てられてもしかたないサイズだし。
でもね。それはオマエサンの身代わりだったの。
毎日、握り締めて寝たんだ。
見つかって本当に良かった。
また行く機会はあるから、取りに行こう。
あらためて現地の友人に感謝。
本当にありがとう。
さて、明後日からの上海出張の準備をしよう。
別の身代わりを持っていくとしよう。
そして、きちんと持って帰ろう。
from オトウサン
—悠詩(4歳) with 父(36歳) and 母—