結局、中国で全部読んだ。

読みやすかったので900ページもあっという間だ。
日本に持って帰らずに中国に滞在している方に渡してきた。

細切れになっているストーリーの展開が速く、前後関係を把握するのに大変だがそれらがすべて繋がっていくのが心地よい。

この話、よく読んだ人が言っているように主人公二人の心情が最後までまったく直接描かれず、周囲の人物によってのみ推測という形で描かれているというのは面白かった。
今テレビでやっているドラマでは主人公二人の心情を中心として展開されているらしいのでこの原作と違った味わい方ができるのでしょうね。

このドラマはDVDで一気に見る予定だが、ドラマ「世界の中心で愛をさけぶ」、「瑠璃の島」と同じ森下佳子さんという人が脚本を手がけるので、”やるせなさ”と”あいくるしさ”があふれる人間ドラマになることに期待するのである。

歪んだ形であれ、人が人の為に生きたいと思う気持ちは純粋だ。
特に血のつながりが無い場合、それに身と心を捧げていいのかという不安と紙一重であり、それがより一層気持ちを掻き立てるのではなかろうか。
だから熱しやすく覚めやすい側面がある。

あとは社会と道徳という曖昧なものに受け入れられるかどうかだけだ。
そう考えると結婚というものは素晴らしい仕組みだと思う。
新たな血の繋がりを生み、社会的にも内面的にも保証されるのだから。
もはや曖昧なものを気にする必要もなく身と心を捧げればいい。

from オトウサン

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