なあ、悠詩

どうして自分を大きく見せようとするのだろう。

いや、他人のことではない。自分のことだ。

私は今、ほんとうにちっぽけだ。
社会的な立場や肩書きはなにもない。

それがあったからこそ繋がってきたものが多いと実感する。
というかほとんどだ。

今は丸裸だ。

これを無力と考えるか。
それとも等身大の自分とじっくり向き合う機会とするか。
この差は大きい。

そして自分の内側だけがそれを決めることができる。
見える景色は同じなのだから。

しかしそれだけに揺らぎやすいものでもある。
やはり見える景色は同じなのだから。

自分を大きく見せることは時に必要なことだ。
しかし、少なくとも今の私にはドレスコートのシーンはない。

本来の自分に一番近い今をもっと貴重なものに感じたい。
失うものに執着するのでなく、ここから生まれるものに感謝したい。
それが理屈でなく実感できるまで、地に足をつけて、じっと辛抱。

<追記>
ひとり旅ではそれこそちっぽけな存在であった。
はじめての土地で言葉もわからず、まさに無力で丸裸だった。
会話する相手もおらず、立場や見栄、世間体などまったく意味がない。
だからこそ素になれたし、一番大切なものも確認できた。
だが、今見える景色は過去にも見た景色だ。
自分の外側に目を奪われず、内側から物事を見れるようになりたい。
それが理屈でなく実感できるまで、地に足をつけて、じっと辛抱。

【小説「源平咲き」120,593文字(原稿用紙302枚目)推敲中】

from オトウサン
-悠詩(1歳3ヶ月) with 父(33歳) and 母-

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