「田舎、そして帰京」・:*:・゚☆ すくすく育つ君へ

なあ、悠詩
田舎からお家に戻ってきたね。
田舎では良い子にしてくれてトウサンは助かったよ。
よく食べてよく寝てよく遊んだね。
じいじとばあばにたくさん可愛がってもらったね。
服やおもちゃもたくさん買ってもらったね。
じいじが雪で遊んでくれたね。
ばあばがおいしいご飯を作ってくれたね。
おおきくなったら自分で「ありがとう」って言うんだよ。
オマエサン、田舎では最初、少し緊張してたみたいだね。
だけどすぐに慣れると、もう我がもの顔ではしゃいでいたね。
部屋や台所、どこら中でアスレチック状態。
田舎で覚えた動作や言葉もあったね。
うなりながらウンチを踏ん張る動作、
櫛を持って髪をとかす動作、
こちらが「アイーン」と言うと「あいーん」と返すことなど。
また、「はい」という返事も前より力強くなったかな。
呼んでもないのにひとりで勝手に言うときもあるけど。
何か落とした時の「あーあ」もしっかりしたけど、一回でいいよ。
こちらが落とした場合、そう連呼されると落ち込んじゃうんだから。
たくさん思い出ができたね。
大きくなったら写真を見せてあげよう。
覚えていないかもしれないけど、感覚に刻まれているかもよ。
結局、予定が少し延びて田舎には十日間いたね。
到着した空港でカアサンに抱きかかえられるオマエサン。
なあ、オマエサン。やっぱりその姿が一番似合うよ。
あくまでも今の私だからこそ実現可能な貴重な経験だった。
ただ、小さい子を父親一人で連れて帰ると周囲に誤解も生む。
それをじいじとばあばに説明させるのが申し訳なかった。
それでもあたたかく受け入れてくれたじいじとばあばに感謝。
そして、良い子にしつけてくれているカアサンにも感謝。
全面的に信頼してくれているから送り出してくれたのだろう。
さあ、また三人でちっぽけだけどあったかい日常を生きよう。
それがすべての基本であり、原点だ。
20080211_022st.jpg

田舎の海。
この日はとてもおだやかだったね。
海岸をたくさん歩いたね。
20080211_067st.jpg

オマエサンの体と同じぐらいの大きなダイコン。
車にも自分でまたがれるようになったね。
ボールを入れるオモチャも完全に自由自在に遊べるね。
20080211_074st.jpg

じいじとばばが作った一升餅。
ずいぶん大きいね。
固まったらオマエサンが背負うんだよ。
20080212_090st.jpg

電話が大好きなオマエサン。
受話器を持って「はい、ごぉじごぉじ」が口ぐせ。
20080212_105st.jpg

田舎の路地をひたひた歩くオマエサン。
ここなら車の心配もないね。
思いのまま歩いてごらん。
20080212_155st.jpg

完成した一升餅を背負うオマエサン(リュックの中)。
いくつか並べた中から真っ先に向かったのはお金だった。
お札というよりは100円硬貨に夢中だったね。
20080214_233st.jpg

ばあばとでかけたデパートの遊び場。
すっかりボールプールには慣れたようだね。
20080214_244st.jpg

同じく遊び場でのオマエサン。
家でも台所が大好きだよね。
20080216_308st.jpg

最初の写真とは一転、大雪となってしまった。
初体験の雪に興味津々だったね。
20080216_302st.jpg

じいじが作ってくれた雪だるま。
目玉はこの後、オマエサンが取っちゃったよ。
20080217_408st.jpg

雪の中に落っこちたオマエサン。
すぐに泣いたね。
20080212_186st.jpg

ばあばに作ってもらったゴハンを食べるオマエサン。
上手にスプーンを使えるようになったね。
20080216_365st.jpg

ちょっと調子に乗りすぎて食べ過ぎたかな?
イチゴが大好きだよね。
【小説「源平咲き」139,342文字(原稿用紙349枚目)推敲中】
from オトウサン
—悠詩(1歳5ヶ月) with 父(33歳) and 母—

この記事を書いた人

最新のブログ記事