なあ、悠詩
今晩は知人の父親のお通夜に行った。
知人というより共に戦った戦友というのが正確か。
きっと君のお父さんは君自身であり、君の息子さんそのものだ。
形を変えて繋がっているんだよ。大丈夫。
だからこそ子供は親より先に死んではいけないんだ。
そう強く思った。
頼むよ。オマエサン。
今晩の通夜で久々に顔を合わせた人もいた。
私が治療ですべてを投げ出す一年半強ぶりだ。
直接、お詫びとお礼を言わなければならない人だった。
ずいぶん遅くなったがそうすることができた。
少し楽になったかな。
知人のお父さんが繋いでくれた縁ともいえる。
その彼も彼なりの思いを胸に、めまぐるしい変化の中で踏ん張っている。
色んなことが、形を変えながらも繋がっていると感じた夜だった。
なあ、オマエサン。
オマエサンは私、私はオマエサンだ。
いつまでも、どこまでも。
ただ、それを背負う必要は無い。
前を見て歩んでもらえれば、それだけでいい。
from オトウサン
—悠詩(2歳2ヶ月) with 父(34歳) and 母—