山本 岳志 なあ、オマエサン。
昨日、大学病院に行ったことを書いた。
実はそこで人生初の体験をした。
実にくだらなくて汚い話でもある。
食事中の方は読み飛ばして欲しい。
男子便所でも女子便所でもないトイレがある。
障害者や赤ちゃんがオムツを代えるトイレだ。
病院だけではなく、大きなデパートにもある。
空いているときは、私もたまに使ったりする。
あの広い感じが開放感があって結構心地よい。
昨日、大学病院でその広い便所を使っていた。
扉は、大きな赤色と緑色のボタンで開閉する。
ドアが閉まったら施錠となると思い込んでた。
実際にこれまでそういうケースがほとんどだ。
なので、昨日もそうであると思い込んでいた。
しかし、違った。
数分後、扉が全開して男性が入ってきたのだ。
私は洋式の便器に腰をかけてくつろいでいた。
はい、そうです。小ではない方の用を足す為。
お互い目が合って、数秒、互いに凍りついた。
「す、すいません」と全力でその男は去った。
慌てて便所内にもあるボタンを押し施錠した。
頭が真っ白になった。
焦りもしたし、もちろん恥ずかしい。
便座に戻り、冷静に自分をたしなめる。
まあ、人生こんなこともあるさと。
これだけ多くの人が地球に存在していればと。
入ってきたのが同じ男性で救われた気もする。
若い女性だともっと恥ずかしかっただろうよ。
また、洋式でよかったよ。
和式だと、ほとんど漫画のような間抜けな姿。
くだらない内容だが紛れもなく初体験だった。
そして私は学ぶ。過去の経験に依存するなと。
また、緊急時以外は使わないようにしようと。
後悔してもしかたがない。必要なのは反省だ。
