「桜の美学」~置手紙~

なあ、オマエサン。
今年度がスタート。
オマエサンは四年生。
桜が満開だ。
しかしそれは散りゆくからこそ美しい。
終わりはまた始まるために訪れる。
散りゆく桜はまた咲くための序章。
そしてもっと華やかに咲くだろう。
さあ、また歩み出そう。桜の季節を。
大丈夫。もう私は大丈夫。
長いトンネルの出口の光が見えてきた。
やっと見えてきた。



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