「オマエサンの大会に思う」〜置手紙〜

なあ、オマエサン。
オマエサンは今日はバトミントン大会。
朝五時半に起きて出発。
今週から中間テストもある。
だから参加は希望者のみだった。
参加者は部活もある(不参加はテスト学習で休み)。
オマエサンは正直、まだ上手ではない。
今の所、めちゃくちゃ運動神経がいいわけでもない。
本人も自信がなさそうで、大会出場にも消極的だった。
昨晩は緊張して眠れないと言っていた。
でもすぐ寝たけど。
勉強はね、まだいいよ、
少々成績悪くても高校受験だったら全然どーにかなるよ。
今は部活の仲間と賑やかにやりな。
勉強なんかため込んでやってもどーにかなるんだから。
中学一年で高校受験など念頭に励むなど全くしょーもない。
あ、これはもちろん私個人の考え方。
こっそりと大会を見に行った。
試合開始直前、コートで自信無さげなたたずまいのオマエサン。
試合は相手も同じぐらいのレベルで、一方的ではないが負けた。
打ち合いというより単純なミスした方が失点する展開。
経験者のカアサンが見たら色々と言うかもしれない。
でもね。私はなんとも思わない。
圧倒的に私は我が子が可愛い。ただそれだけ。
我が子ということに加え、オマエサンだからか。
圧倒的な他人ではないこの感覚。
オマエサンと出会って、一緒にこうして過ごして、完全に人生観が変わった。
もう中学一年生だ。
でもなんだろう。
集中力無いし、嘘も下手だし、同じ失敗もいっぱいする。
それでもあどけなさというか愛くるしさに溢れ、全くそれらが気にならない。
自分の分身だからだろう。
でもオマエサンだからだろう。
全然立派でなくても優秀でなくてもいい。
このまま元気に長生きしてくれ。
できればカアサンと私の血を繋いてもらえればなお嬉しいかな。
大会は終わり。
でもテスト前だからわずかな期間、少し集中しようね。
ありがとう。

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