「成長とは変化?麻痺?」〜置手紙〜

なあ、オマエサン。
その間、色々と変わった部分はある。
例えばだ。
<1>
最初は開発職(ゲームのサウンド開発)。
新卒で入ったバンプレストでも個室で黙々と開発をする。
営業の「え」の字もなく、折衝の仕方もわからない。
仕事的な人付き合いも狭く、避ける傾向も。
プレゼンなど苦手。準備やカンペ無いと緊張しすぎて無理。
<2>
途中からマネージメント職。
中途で入ったインデックス(独立上場時の)。
ここでは開発職を束ねる監督職。
内部メンバーの開発職の感覚はわかるが、対外的なことはやはり苦手。
40名ほどの監督部署を子会社化させた際も提案や営業は人に任す。
この時も社内外のプレゼンや会議も準備やメモが無いとまだうまくしゃべれず苦手。
<3>
そして現在の中国ビジネス支援職。
完全な外向きの提案営業職。とにかく話すことが仕事のすべて。ほぼ外出。
今では以前のような形での準備やメモは一切しないし使わない。
業務上の部下は持たない(組織上は別)。
人を管理する仕事が一番したくないので外部との連携に完全シフト。
という三段階か。
成長したとは思っていない。
表面的には対外折衝の苦手意識が減り、臨機応変に話も出来るようになってきた。
だが、逆に言えば、失言や軽口も多くなり、それはそれで失敗も多々ある。
特に日本?はしっかり準備し、たどたどしくも真面目に伝えるのが美徳的な面がある。
逆にいかにもトークがうまくてディベートが得意な方が、かえって敬遠されることもある。
ただ、相手がどう感じるかは選べないわけだ。
だからあまり深く考えても仕方ないし、準備に時間をかけすぎても効率良くないと割り切っている。
それでも注意したいのは麻痺。
慣れるのはいいが、常に省みることをしないと先述の失言や軽口が多くなる。
まだ理屈で麻痺を自覚しているうちはいい。
やばいのは完全に自覚症状が無い場合。
自分とは経緯や価値観も異なり得る他人相手には100点はとれない。
満点をとろうとするほど苦しいことは無い。
100点から減点するのではなく、加算方式で自己も他人も捉えたいものだ。
結果的に変化したということだろう。
そこに特に方向性や信念、ポリシーもない。
だからこれは成長でもない。
家族と穏やかに暮らしていく為に結果的に変化したということ。
それでいいじゃないか。
無理して背伸びしなっていいよね。
我が家のカラージャービル三人衆はとっても仲良し。
ありがとう。

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