「上海女子図鑑&北京女子図鑑」〜置手紙〜

なあ、オマエサン。

中国ドラマの「上海女子図鑑」と「北京女子図鑑」を見た。

もちとん中国のドラマである。
元々、「東京女子図鑑」の派生作品だが、それは見ていない。

中国作品だと自分の中国語のレベルの低さを痛感する。

字幕があってなんとか聞き取れる部分はあるが、あくまでも部分的。
文章というより、単語の羅列での理解に過ぎない。

「上海女子図鑑」と「北京女子図鑑」も地方出身女性の上昇志向と出世がテーマ。

地方格差が大きい分、東京女子図鑑より物語にしやすいのかもしれない(東京は見てないが)。
ただ、この上海女子図鑑と北京女子図鑑では異なる部分もある。

上海女子図鑑は主人公の女性もキラキラしている印象。
上海の成長に伴って洗練された部分も強調されているかと。

北京女子図鑑は主人公の女性が割と等身大的に描かれているような気もする。
もちろんそれなりに出世もしていくのだが、負の描写が印象深い。
北京もまた大都市だが、その独特の閉塞感も感じる。

どっちも多くのダメ男?に出会って、良くも悪くも影響を受けていくのは同じか。

ドラマだし、女性なのでもちろん他人事だが、ふと思い出した。

自分が島根から脱出したくて上京したことを。
浪人までして上京したかった。
結局、東京都内の国立大学を目指していたが、結局、埼玉の大学になったが(埼玉大学)。

卒業後の就職は東京中心で、約20年、東京にいることになる。
東京タワーの街にいれば、いるだけで幸せになるような、夢が叶うような気がしていた。
当初はビルに囲まれ、群衆の中を歩くのが、チャンスがありふれている東京というものを感じられた。

しかし、当たり前だが、居るだけでは何も始まらないのだ。
それなりに動いてもみたが、むしろ己の無力を感じることになる。

色々な人や物事に巡り合う中、ようやく東京に居ることに対して、割り切れるようになってきた。
ここで生きること、生きていくことの自己顕示欲の扱いも含めて。
実に20年以上かかった。

結論からいうと、もう東京にはこだわらない。
勿論、今離れる理由もないが、執着もない。
個人に付随している会社や仕事も表面的なことでしかない。

そう考えれば、今、自分に付随している様々なことにも執着せず、もっと有りたい自分でシンプルに生きられる。

そう、青春は回り道。

ありがとう。

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