「始まりがあれば、必ず終わりがある(下松編完)」〜置手紙〜

なあ、オマエサン。

明日の朝、下松を離れる。
このまま本来の目的地の博多に向かう。

今日もまた、自分のルーツを確かめに行った。

まず、「山鳩珈琲店」。
昔と変わらない。
よく食べていたピザトーストを食べる。
当時は飲まなかったコーヒーも。

その後、岩国方面へ。
「山賊」に行く。
山賊むすびと山賊焼を食べる。
昔、両親と来た時によく食べていた。

次は、戻る形で「温見ダム」。
当時のままだった。

そして、徳山方面に向かう。
便宜上、今の「周南」を、当時の「徳山」に置き換える。
「交通公園」
「徳山市民フール」
「徳山市民野球場」
「徳山市民陸上競技場」
いずれも思い出がたくさんある。
もう使われていないプール以外は、当時のままだった。

下松に戻る形で、おもちゃの「さかた」へ。
外見も店内も当時のまま。

最後は下松の「第二埠頭」。
父親と釣りでよく来たものだ。
当時と同じ位置に座ってみる。

今回、全く予定しなかった下松入り。
自分がどこから来て、どこに行くのか。
そう、まさしく私はここから来たんだ。
当たり前だが、ここは今の自分につながっている。

始まりがあれば、終わりがある。
人生の前半と後半の境目がどこかは難しい。
もう後半に踏み入れているが、前半の区切りが曖昧だった。
だったら、私は今回、ここで前半が終わったことにしよう。
これで終わり、完結。

人生の後半はこうやって思い出も棚卸して、どんどんシンプルに身軽になっていく旅。
拡大解釈や思い出補正もしなくて良くなった。

人生も旅だ。
出発して、そして終わる。
小さな始まりと終わりを内包しながら、人生という旅は必ず終わる。
だからここからは余計なものはどんどん削ぎ落として、大事なものだけ残ればいい。

そういう後半の始まりだ。

青春は回り道。

ありがとう。

山賊むすびと山賊焼
山鳩珈琲店
ここで文章書いたり、読んだりするなんて、感慨深い
山賊は賑わっている
温見ダム
徳山の交通公園
徳山の市民プール
徳山の市民球場
徳山の陸上競技場
おもちゃのさかた
下松の第二埠頭

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