なあ、オマエサン。
やっと見つけた時刻表。
今は書店にもほぼ置いていない。
これが欲しかったんだよ。
小学生から高校生まで、これをよく読んでいた。
列車に乗るためではない。
路線や駅の構造、どの駅を通過するなどを追うのが好きだった。
その場で見知らぬ土地を旅をしているように。
今はインターネットで検索すれば済む。
だが、それとは異なり、読み物なんだよ。紙の時刻表は。
寝台列車が夜に通過する「レ点」にワクワクした。
昔はたくさん寝台列車が走っていたから。
今、できる限り読むものは紙に戻そうとしている。
インターネットからも可能な限り離れる。
明らかにネットに麻痺しているし、心休まらない。
もうね、時間が勿体無いんだよ。
できれば公私ともにインターネットは使わないようにしたい。
便利なチャットも不要。気が休まらない。
もっと自分と向き合う時間があったはずだ。
この紙の時刻表をめくっていた時のように。
どんどんと取り戻していきたい。
それで失うものがあっても、もう構わない。
青春は回り道。
ありがとう。