なあ、悠詩

始めること。
続けること。
終わらせること。

ものごとはこの三つから成り立つ。
この中で続けることがいちばん難しい。
仕事や会社、社会的なものすべてそうだ。
そして自分の生きがいや趣味もやはりそうである。

私はこの一年、それを痛感した。
会社のこと。
治療のこと。
そして書くこと(なんちゃって小説の件)。

まずは会社。
これはもはや完全に終わったことである。
自分の意思ではないが形を変えて繋がった。
振り返ってみればこれでよかったのだと思う。
続けること、終わらせることの厳しさは始めることの比ではない。
今の私のひ弱な心と体では押し潰されてしまったことだろう。
受け継いでくれた人、そして病気にも感謝すべきかもしれない。

次に治療。
これは今週の金曜日で終わる。
とはいってもすべての治療が終わるわけではない。
ただ、六ヶ月、厳しい副作用に苦しんだ治療がようやく終わる。
後半、大いに苦しめられただけにやはり節目を感じる。
途中で投げ出す人も多いが、なんとか踏ん張った。
カアサンとオマエサンに支えられて。

そして今日、なんちゃって小説の下地が完成した。
文字数にして93,382文字、原稿用紙にして234枚となった。
決して文字数や枚数が多ければよいというものではない。
だが、はじめてきちんと書ききった充実感がある。
途中で何度も挫折しそうであった。
五ヶ月弱、病院の行き来やオマエサンが寝静まった後に書いた。
好きではじめたつもりなのに実に苦しかった。
振り返れば意地になって無理やり書き上げたようなものである。
ただ、最後にはその稚拙な物語との一体感も生まれ筆が進んだ。

ここから二ヶ月ほどたっぷり見直しや推敲に時間をあてるつもり。
11月の上旬から気分転換でしばし旅立つことにしている。
これを今回の小説の総仕上げの旅としたい。
せっかくなので何か適当な公募があれば出してみようかと思う。
同時に次回作のテーマと流れも形にしていきたい。
次はゆっくり油絵でも描いてみたいという願望もあるが、、、

こうして振り返ってみると改めて続ける難しさを感じる。
始めるために続けなければならないこともある。
終わらせるために続けなければならないときだってある。
とても苦しいし立ち止まってしまうときだってあるだろう。
だけど振り返れば思い浮かぶのは結果や実績でなく過程である。
今、目の前にあるものやこの瞬間だけが真実ではないのだ。
振り返った時、穏やかな気持ちになれる人生でありたい。

【小説「源平咲き」93,382文字(原稿用紙234枚目)下地完成】

from オトウサン
-悠詩(1歳1ヶ月) with 父(33歳) and 母-

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