なあ、悠詩

朝、着替えようとしたら下着に血がべったりついていた。
最初はチョコレートでもついたのかと思った。
血尿なのか血便なのかはわからない。
特に痔などの傷もないのでどちらかなのだろう。
痛みはまったくない。
抜け毛も相変わらず激しい。
しかし、副作用が強い治療はもうすぐ終了のゴングだ。
このまま凌いで判定勝ちを狙おう。

ゴングといえばボクシングである。
ちょっと思いついたストーリーがある。
話題となっている三兄弟の次男と辰吉の戦いである。
あくまでも主人公は辰吉だ。
彼は所属ジムから試合をさせてもらえないほど衰えている。
おそらく今の辰吉では次男には勝てないだろう。
誰も引き受けようとしない次男の復帰戦を彼が買って出るのだ。
正面から受け止めそして散る。
親元を離れた次男に道を作り、自らにもけじめをつけるのだ。
そして今度は次男が辰吉の思いを背負っていくのだ。
そう、終わるのでなく形を変えて辰吉は続いていく。

辰吉はスポーツマンだった。
だから多くの人に愛された。
彼にボクサーとしての死に場所を与えてあげたい。
一連の騒動を見ていてそう思った。

【小説「源平咲き」81,631文字(原稿用紙205枚目)執筆中】

from オトウサン
-悠詩(1歳1ヶ月) with 父(33歳) and 母-

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