山本 岳志 なあ、悠詩
トウサンはグアムは初めてだ。
サイパンは行ったことあるよ。
カアサンとふたりで行ったはじめての海外だ。
オマエサンを含めて三人での海外は今回初めてだ。
それがサイパンからかなり近いグアムというのも感慨深い。
当然、気候や雰囲気は似ている。
飛行機を降りた瞬間、もわっと生ぬるい感じは嫌いではない。
グアムに限ったことではないが、暖かい国に来ると気分がいい。
グアムは沖縄プラス一時間程度だ。
日本から近いが、十分、異国情緒、南国気分ともに味わえた。
思った以上に海は青く、景色も見ごたえがある。
それにあらゆる所で日本人と日本語が溢れている。
一人旅には物足りないかもしれないが、子連れには便利で安心だ。
オマエサン、かなりハッスルしたね。
開放感を全身で感じたことだろう。
空、海、緑、どれも広く奥行きがあって気持ちいいね。
広い部屋やホテルの中を思う存分、歩き回ったね。
プールや海でたくさん泳いだね。
記憶には残らないだろうが、心身に刻まれたはずさ。
ホテルの部屋のベランダから見たタモンビーチ。
ホテルの目の前のビーチ。
なかなか雰囲気がある。
ホテルのビーチで指差すオマエサン。
波をかぶってしかめっ面のオマエサン。
波が持ってきたその石が気になるの？
ホテルのプールでカアサンと泳ぐオマエサン。
楽しそうだね？
ホテルの部屋のベランダから見た風景。
鮮やかな青だ。
夕日になるとがらりと幻想的に。
【小説「源平咲き」127,723文字（原稿用紙320枚目）推敲中】
from オトウサン
—悠詩(1歳4ヶ月) with 父(33歳) and 母—
