なあ、悠詩
オマエサンのおうちで新年会をやったんだってね。
カアサンが児童館で知り合ったママ友四人とそのベビーの計八人。
ベビーはオマエサンと同世代の男の子が一人、女の子が二人。
ママはカアサンと同世代が一人、ひと回り下が二人。
カアサンは掃除をしたりシチューを作ったりして張り切っていたよ。
トウサンはその間、お出かけしましたとさ。
ずいぶんと賑やかだったみたいだね。
ベビーはみんなマイペースで遊んでいたとのこと。
オマエサンは女の子の顔をつねって号泣させたそうだ。
それでカアサンは謝りっぱなしだったってよ。
こういう集まりがあるとだいたい一人は泣かせちゃうらしい。
いつも泣かす側で、怒られてもなかなか治らないみたいだね。
たまには泣かされればいいのに、、、痛みがわかるだろうから。
また、皆が興奮して昼寝しない中、ぐっすり眠ったそうだね、、、
自分の家とはいえ、なんてマイペースなオマエサン。
その度胸をトウサンに少しでもわけてほしいね、、、
そうすればもっと色々とうまくいくだろうに、、、
なにはともあれ同じ歳の子を持つママさん同士の話は弾んだそうだ。
昼から始まった会は日が落ちるまで盛り上がったそうだ。
なあ、オマエサン。
カアサンと一緒にたくさんお友達を作りなさい。
でもね、お友達と接する時は優しく「いーこ、いーこ」するんだよ。
いつもカアサンやトウサンにやってくれるようにね。
やればできるんだから。
それぞれマイペースで遊ぶオマエサンたち。
みんな携帯電話が好きみたいね。
マルボーロをつつきあうオマエサンたち。
誰が一番たくさん食べたのかな?
遡ること二日前、部屋の中でポンチョを身につけたオマエサン。
ファッションショー気取りかい?
【小説「源平咲き」133,962文字(原稿用紙335枚目)推敲中】
from オトウサン
—悠詩(1歳4ヶ月) with 父(33歳) and 母—