なあ、悠詩
三月初日。
いきなり朝から出鼻をくじかれたが、まあいいだろう。
それに後押しされて済んだこともある。
なあ、オマエサン。
決して思い通りにはいかんのだよ。
受け止めるのではない。
でも、避けるのでもない。
受け流すんだよ。
自分なりの感覚で。
フィルターを持って、作って。
必要なものだけでいいじゃないか。
素顔は時が選んでくれる。
そうだろう。
でもね、こんな風に頭だけで考えていては疲れるんだよ。
だから、なるようにしかならない。
そんな部分もいっぱいあっていいじゃないか。
なあ、オマエサンよ。
from オトウサン
—悠詩(3歳) with 父(35歳) and 母—