「仕事という領域」~置手紙~

なあ、オマエサン。
少し語る。
自分のバランスを崩さないように。
私の中には三つ均等分で領域がある。
円グラフで三等分のイメージ。
その中の一つの領域が仕事。
正確に言えば、私の中ではそれは「労働」である。
労働の中に仕事があり、更にその中に会社がある。
分かりにくいので、便宜上、仕事と呼んでいる。
他の二つの領域は今回は言及しない。
仕事は、自分の想いという点では三番目の領域。
三つの中の最後である。残念ながら。
私は人に流されやすいので、これを一番や二番目に持ってくると私は破綻する。
もう44年付き合ってきた自分だからよく知っている。
だけど三番目だからといえ、それは決して甘く見ている訳ではない。
食べていくため、他のもっと大切な二つの領域を支えるためには欠かせない領域ぞよ。
大切なものの位置付けや優先順位は人それぞれだろう。
それぞれの経緯があって現在がある。誰しも。
だから私は価値観を人に押し付けはしない。
だが、逆に受け入れもしない。
理解したとしても。
何もかもを問題や課題として乗り切ろうとするほど、それはより問題や課題になる事を私は知っている。
対峙すればするほど、顕在化するという悪循環。
自分でハードルを上げてしまう。
だから安易に「乗り越える」とか「克服する」という言葉は好きではない。
多くの出会いの中で、価値観が違うのは仕方がない。
大切なのは、それを押し付けたりせず、自分自身がその差異がある事を受けれれられるかどうかだ。
まだまだ青春のつもりでもある。
青春とはまわり道。
価値観や三つの領域は変わるかもしれない。
だが、それは今ではない。
オマエサンが育っていくと変わるのかもしれない。
だが、それは今ではない。
どう言われようが、思われようが私はこの笑顔を守りたい。
私は決して良い人ではない。
優しくもない。
むしろ融通の効かない頑固者かもしれない。
大人になったらゆっくり語ろう。
ありがとう。

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