「ダイソーヘッドホンに救われる」〜置手紙〜

なあ、オマエサン。

10日間ぐらい、自分の中をえぐるように掘り下げた。
そうせざるを得なかった。

そう、私は裸足で地面を踏む感触を完全に見失っていた。

自分の内側をできる限りオフモードにした。
ああ、そうだ。まともに両耳で音楽を聴いていなかったよ。

使っていなかったダイソーの300円のヘッドホンがあった。
箱から取り出して使ってみる。
普段、片耳ヘッドセットやパソコン作業のながら聴きしていた音楽とは、全く別物であることに気がついた。
同じ曲なのに全く別だ。
でも、本当はそれが当たり前で、総てだった。

すっかり見失っていた。

すると、そこから自分があらゆる麻痺や思考のクセまみれの中で、溺れていたことに気づいた。
あがいてはいたが、あがくほど、実際は溺れていた。

溺れきる前で良かった。本当に。
ダイソーのヘッドホンに窮地を救われた。

青春は回り道。

ありがとう。

田舎の海
田舎の家の目の前(鳥取出張の際に立ち寄る)
カアサンにもらった欲しかったラコステのシャツ
昨日はオマエサンの16歳の誕生日 おめでとう

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