なあ、悠詩
成田空港に着いた。
ソウルが寒かったので、それほど寒くは感じない。
ソウルとは時差もなく、フライトもわずか二時間程度。
空港の雰囲気も似ており、帰国したという感覚は少ない。
それでもやはりホッとするものだ。
さあ、リムジンバスで帰ろう。
私が私であるがための場所へ。
なあ、オマエサン。
私のことを覚えていてくれるかな?
【小説「源平咲き」115,671文字(原稿用紙290枚目)推敲中】
from オトウサン
-悠詩(1歳2ヶ月) with 父(33歳) and 母-