「旅行記19:ローマ:11/18」・:*:・゚☆ すくすく育つ君へ

なあ、悠詩

ローマのテルミニ駅に着いた。
気候は東京ぐらいであろうか。

ホテルは駅前。
すぐにチェックインする。
日は暮れていたが出歩いてみる。

ホテルのそばに教会があった。
重厚感がある。
中に入ってみる。広い。
華やかではあるが、どこか物悲しさも感じる。
カリオストロの城に出てくる教会が思い浮かんだ(結婚式の)。
調べてみると、サンタ・マリア。マッジョーレ大聖堂とのこと。

さらに徒歩で歩く。
少し迷ったが、トレビの泉に着く。
夜でもライトアップされている。
人は少ない。

そこから徒歩ですぐにスペイン広場に向かう。

途中、旅行に出て初めてレストランに入ってみた。
とはいえカジュアルな感じのところ。
今までは大体、機内食、ホテルの朝食、スーパー等で済ませた。
ん? 作っている人が日本人っぽい。修行中か?

スペイン広場に着く。
ローマの休日で有名な階段がある。
ここも人は少ない。
女性はオードリーヘップバーンになりきって写真を撮っている。
私もなりきった(嘘)
映画は見たことがあるのでなんとなく覚えている。

そのすぐそばのアウグスツス帝の墓に行く。
誰もいない。
ライトアップもされず暗闇にたたずんでいる。
手付かずの廃墟のような雰囲気が漂い、かえって印象深い。

地下鉄で帰ろうとしたら、21時で終了(工事のため)。
バスがよくわからないので徒歩で帰る。
さすがに足がつかれたよ。

<翌日>

7時に起きる。
11時のチェックアウトまで出歩く。

駅前からバスでヴァチカン市国に行く(別の手紙で書く)。
この64番はスリ多発路線らしいので注意する。

ヴァチカンから地下鉄でコロッセオに行く。
駅から出た目の前にそれはあった。

やはり男ならこういうのがいいね。
混んでいると思いきやここもガラガラ。
入るつもりはなかったが、並ばないので入ってみた。
思ったよりもコンパクトだが重みがある。
ここで戦うイメージをした。
緊張する、、、

コロッセオから地下鉄でひとつ進み、真実の口に行った。
ここもガラガラだった。

地下鉄で一気にホテルに戻る。ちょうど11時。
駅で電車の出発を待つことに(この手紙は駅で書いている)。

地下鉄に乗る前、自動車に乗る人から声をかけられる。
地図を指してサン・ピエトロ寺院はどこだと。
英語は出来るか?
私はフランス人だが、君はどこから来たのか?
などと話しかけてくる。
日本人だと答える。
彼は「東京」「大阪」、そして「商社」という日本語を口にした。
どうやら仕事が商社らしい。
続けて色々話そうとする。
単なる陽気なのか、怪しいのかわからないので強引に切り上げる。
初めての国だ。何でも疑ってかかるぐらいが丁度よい。

<まとめ>

ローマは、いかにもヨーロッパという雰囲気だった(私の中で)。
これまでのスイス、ギリシア、オーストリアとは違う。
都会であるが昔の歴史、文化とうまく融合している。
だから都会でも落ち着いた感じがして、歩いていても疲れない。
東京やニューヨークとは異なる。

また、街のいたるところに教会がある。
目立ちはするが、ごく自然に街に溶け込んでいるのも印象的だ。

それにしても、どこも本当にガラガラだった。
どこも拍子抜けするほど待つということが一切なかった。
体調重視の私には非常にありがたい。

小さい頃、地図帳などで見た風景が立体的に目に飛び込んできた。
そして、そこの空気を吸い込み、小さな頃を思い返してみる。
どこもじっくり見ていないが、私にはこれだけで十分だ。

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サンタ・マリア。マッジョーレ大聖堂

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トレビの泉。

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違う角度から。人もまばら。

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スペイン広場の階段。

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コロッセオ。

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コロッセオの地面。

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真実の口。思ったよりもお茶目な顔。
よだれをたらしているのかと思ったよ。

【小説「源平咲き」106,643文字(原稿用紙267枚目)推敲中】

from オトウサン
-悠詩(1歳2ヶ月) with 父(33歳) and 母-

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